こんにちは!渡辺佳菜です。
今日は、私たちの心の中にある「〇〇すべき(しなきゃ)」と「〇〇したい」という二つの気持ちについて、お話ししたいと思います。
このお話は、私自身が日々の生活の中で気づいた、とっても大切な学びがもとになっています。
例えば、朝起きたとき。
「あ~あ、今日も朝ごはん作らなきゃ」と思うのと、「家族に美味しい朝ごはんを作ってあげたいな」と思うのとでは、同じ行動でも、心のあり方が全然違いますよね。
このちょっとした違いが、実は、私たちの毎日の充実感や、周りの人たちとの関係に、とっても大きな影響を与えているんです。
「〇〇しなきゃ」の心の奥には、実は”恐れ”が隠れている
「〇〇しなきゃ」「〇〇すべき」という気持ちの後ろ側には、実はいつも“恐れ”の気持ちが隠れていることが多いんです。
例えば:
「良いお母さんなら、ちゃんと朝ごはんを作らなきゃ」
「主婦として、これくらいは当然やらなきゃ」
「起業家なら、もっと売上を上げなきゃいけない」
これらの考えの奥には、
「ちゃんとやらなかったら、周りの人に何か言われるかも…」
「家族がガッカリするかも…」
「世間体が悪いかも…」
という不安や恐れが潜んでいます。
こんな気持ちで毎日を過ごしていると、いつも心配事が頭から離れず、気づかないうちに心がどんどん疲れてしまいます。
さらに、「〇〇しなきゃ」の気持ちで頑張り続けていると、周りの人との関係も少しずつギクシャクしてくることがあります。
「私はこれだけ頑張っているんだから、あなたも〇〇してくれてもいいじゃない」という気持ちが芽生えて、それが満たされないと、イライラしたり、怒りっぽくなったりしてしまうんです。
「〇〇したい」の気持ちが運んでくれる、温かな幸せ
一方で、「〇〇したい」という気持ちには、愛がいっぱい詰まっています。
「家族に栄養たっぷりの朝ごはんを食べて、元気いっぱい過ごしてほしいな」「みんなの笑顔が見たいな」「お客様に、もっと喜んでもらえるサービスを届けたいな」という気持ちからの行動には、自然と温かさが生まれます。
この「〇〇したい」という気持ちには、こんな素敵な特徴があります:
- 自分から「やりたい!」という気持ちがあふれ出ている
- 行動することそのものが、すでに楽しい、嬉しい
- 相手の幸せを願う、優しい気持ちが根っこにある
そして、この「〇〇したい」の気持ちを支えているのが、「信頼」の力なんです。
家族を信じる気持ち、自分自身を信じる気持ち、そして、人生そのものを信じる気持ち。 その信頼があるからこそ、「〇〇したい」というピュアな願いが、キラキラと輝きを放つのです。
「〇〇しなきゃ」を「〇〇したい」に変えるコツ
じゃあ、どうしたら「〇〇しなきゃ」の気持ちを、「〇〇したい」の気持ちに変えていけるのでしょうか?
まずは、毎日の中で、自分の本当の気持ちに正直になってみましょう。
「これって、本当に私がやりたいことかな?」と、ちょっと立ち止まって、自分の心に聞いてみるのです。
そして、もし「〇〇しなきゃ」と感じていることがあったら、それを「〇〇したい」に言い換えることができないか、考えてみましょう。
例えば、こんな感じです:
- 「掃除しなきゃ」→「気持ちよく過ごせるお部屋にしたいな」
- 「節約しなきゃ」→「家族の将来のために、上手にお金を使いたいな」
- 「PTAの集まり、行かなきゃ」→「子どもの学校生活がもっと楽しくなるように、できることをしたいな」
- 「SNS、毎日更新しなきゃ」→「みんなに、素敵な情報をお届けしたいな」
- 「親孝行しなきゃ」→「大好きな両親に、感謝の気持ちを伝えたいな」
「〇〇したい」の気持ちは、よりよい人間関係を育む土台になる
この「〇〇したい」という気持ちは、周りの人たちと良い関係を築くための、大切な土台となります。
なぜなら、愛から生まれた行動には、自然と相手を思いやる気持ちが込められていて、それは必ず相手にも伝わるからです。
また、「〇〇したい」から始まる行動は、相手に「ありがとう」や「すごいね」といった言葉を期待しません。
純粋に相手の幸せを願う気持ちから生まれているので、行動すること自体が、もうすでに喜びなのです。
これこそが、ずっと続く幸せな関係を築く、とっておきの秘訣と言えるでしょう。
明日からできる、小さな一歩
私たち一人一人が、恐れではなく、愛から生まれる選択をしていくことで、家族との関係も、周りの人たちとのつながりも、もっともっと温かく、豊かなものになっていきます。
それは、まるで良いご縁が次々とつながっていくような、とっても素敵な連鎖を生み出してくれるんです。
今日から、ほんの少しずつでも、「〇〇したい」という自分の心の声に、耳を傾けてみませんか?
最初は、小さな気づきかもしれません。
でも、その一つ一つの選択が、必ず、幸せな未来への扉を開いていってくれるはずです。
皆さん、どうかご自身を大切にしながら、愛のある選択をたくさん積み重ねていってくださいね。
その積み重ねが、もっともっと幸せな毎日につながっていくことを、心から願っています。
皆さんの毎日が、愛と優しさで満たされますように!
ご自愛くださいね。