SNSを開けば、キラキラとした情報が溢れ、ついつい誰かと比べて落ち込んでしまうこと、ありませんか?
「いいね!」の数や華やかな日常に、心がザワザワしてしまう。そんな経験、きっと誰にでもあるはずです。
今日のテーマは、そんなSNSの喧騒から少し離れて、私たちの心の奥底にある感情について。
それは、誰もが一度は経験したことがあるであろう「失望」という感情、そしてその裏側に隠された「信頼」という希望の光についてです。
「期待」の反対側にあるもの
あなたは、「期待」の反対にあるものってなんだと思いますか?
冒頭でも触れたように、それは「失望」と、そして意外かもしれませんが「信頼」なんです。
「期待していたのに、あの人は約束を守ってくれなかった…」
「期待していたプロジェクトが、うまくいかなかった…」
「期待していた言葉を、かけてもらえなかった…」
私たちは、日々の生活の中で、さまざまなことに対して期待を抱き、そしてその期待が裏切られたときに、失望という感情を味わいます。
その時の心の痛み、落胆、そしてどうしようもないモヤモヤ感は、経験した人なら誰もが共感できるでしょう。
目を閉じれば、過去の失望体験が鮮明に蘇ってくるかもしれません。
胸が締め付けられるような感覚、無力感、そして何よりも疲弊感…。想像するだけで、心が重くなってしまいますよね。
失望の迷路から抜け出す、たった一つの考え方
では、私たちはどうすれば、この失望の迷路から抜け出すことができるのでしょうか?
そのヒントは、「期待」を手放すという考え方にあります。
もちろん、「期待するな」と頭ごなしに言われても、なかなか難しいものです。
私たちは、未来に対して希望を持ち、人に対して良い結果を期待するように生きています。
それは、ある意味で自然な感情だと言えるでしょう。
しかし、過度な期待は、私たちを失望の淵に突き落とす可能性を秘めています。
相手に「こうあるべきだ」「こうしてくれるはずだ」という強い期待を抱けば抱くほど、そうならなかった時の反動は大きくなります。
「期待」を手放して始まる、新しい形の信頼関係
ここで、もう一つの答えである「信頼」が登場します。
「信頼」とは、相手が自分の思った通りに動かなくても、その存在や行動を受け入れること。ありのままの相手を認め、尊重する気持ちです。
例えば、友人が約束の時間に遅れてきたとします。期待を手放していれば、「何か理由があったのかもしれないな」と冷静に受け止めることができます。
しかし、強い期待を抱いていると、「どうして遅刻するんだ!」と怒りや不満を感じてしまうかもしれません。
期待を手放すことは、相手をコントロールしようとする気持ちを手放すことでもあります。相手には相手の考えや都合があり、それは時に自分の期待とは異なるかもしれません。それでも、相手を尊重し、受け入れる。
そこに、信頼という関係性が生まれるのです。
「期待」を手放した先に広がる、ありのままを受け入れる心地よさ
期待を手放すことは、絶望や恐れを手放すことにも繋がります。なぜなら、期待という名のコントロールを手放すことで、未来に対する過度な不安や恐れから解放されるからです。
そして、その先に待っているのが、信頼という愛に満ちた世界です。
信頼で結ばれた人間関係は、穏やかで心地よく、安心感に満ちています。相手に過度な期待をしないからこそ、ちょっとした優しさや思いやりに心から感謝することができます。
「誰にも何も期待しない」という究極の境地
ここまで読んで、「誰にも何も期待しないって、一体どういうこと…?」と思った方もいるかもしれません。正直なところ、私もそう思います(笑)。
「誰にも何も期待しない」というのは、ある意味で究極の境地かもしれません。でも、この考え方を知っているだけでも、少し心が軽くなる気がしませんか?
私たちは、ついつい他人や環境に期待しがちですが、その期待を手放すことで、自分自身に軸を置き、より主体的に生きることができるようになります。
今日からできること
今日から、少しだけ意識を変えてみませんか?
まずは、自分自身が何に期待しているのかに気づくことから始めてみましょう。そして、その期待を手放してみる。
最初は難しいかもしれませんが、少しずつ、少しずつで大丈夫です。
例えば、
- 完璧な結果を求めすぎない
- 他人の評価を気にしすぎない
- 未来に対する不安を手放してみる
そうすることで、きっと心が軽くなり、今まで見えなかった新しい景色が見えてくるはずです。
おわりに
期待を手放すことは、決して諦めることではありません。それは、より自由で、より豊かな生き方を選択すること。
失望という感情に振り回されるのではなく、信頼という光を灯し、自分自身と、そして周りの人々とのより良い関係を築いていきましょう。
あなたは、誰に、何に期待していますか? そして、その期待を手放したら、どんな世界が広がっているでしょうか? ぜひ、少しだけ考えてみてください。
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