こんにちは、渡辺佳菜です。いつも温かい応援をありがとうございます。
先日、山梨県西桂町議会の「3月定例会」が開催され、私も町議会議員として一般質問という形で町の課題や政策について取り上げました。
今回の一般質問では、特に「情報社会における子どもの性犯罪被害防止」をテーマに、町として今後どのように対応していくべきか、具体策や方針を問いかけさせていただきました。
時代の変化とともに、私たちを取り巻く社会環境も急速に変わりつつあります。とりわけ、スマートフォンやタブレットが身近な存在となった今、インターネットを介したトラブルや犯罪に巻き込まれる子どもの数が増加傾向にあるのです。
今回の定例会では、町政全般に関わるさまざまな審議が行われましたが、私は一般質問の場を通じて「SNSやオンラインゲームなどを通じた子どもの性犯罪被害の現状と対策」について焦点を当てました。
警察庁が2024年に発表したデータによると、SNS経由の犯罪被害は、小学生だけでも10年前と比べて5倍にも増えているという深刻な報告があります。
こうした状況を踏まえ、子どもたちを守るために、私たち大人がどう連携し、どのように啓発や教育に取り組んでいくべきなのかを改めて考えたいと思っています。
こちらの記事では、まず「定例会」や「一般質問」とは何かという基本的なお話を交えつつ、実際に私が3月定例会で行った一般質問の全文をご紹介します。
そのうえで、子どもの性犯罪被害防止策がなぜ今これほど必要とされているのか、そして具体的に何ができるのかを整理してみました。
町民の皆さんをはじめ、多くの方に読んでいただき、議会や行政の取り組みを身近に感じていただけたら幸いです。
町議会における定例会とは?
町議会や市議会では、年に数回、定められたスケジュールで「定例会」という会議が開かれます。
これは、議会が定期的に集まって条例の制定・改廃、予算や決算、行政が提出する議案などを審議・決定する非常に重要な場です。
なかでも3月は、年度予算を審議する時期であるため、町全体の施策方針にも関わる大切な審議が集中的に行われ、注目度も高まります。
一般質問とは?
定例会の中でも、議員が町政全般や町民の生活に関わる課題について、町長や教育委員会など行政当局に質問するのが「一般質問」です。
一般質問は、議員それぞれが地域で感じている問題意識や、町民の皆さんの声を行政に直接問いただす貴重な機会です。
その答弁を通じて行政の現状や方針が明らかになりますし、改善に向けた提案や要望を具体的に伝えられる場でもあります。町民の皆さんにとっても、議会がどんな議論をしているのかを知る入口となる大切なステップです。
3月定例会で取り上げた「情報社会における子どもの性犯罪被害防止」
それでは、今回私が3月定例会で行った一般質問の全文を改めて掲載いたします。子どもにまつわる重要なテーマですので、ぜひ多くの方に目を通していただければと思います。
3月定例会において、一般質問の機会を与えていただきました議長をはじめ、関係各位の皆様に感謝申し上げます。私からは、「情報社会における子どもの性犯罪被害防止」について、質問をさせていただきます。
近年、SNSやオンラインゲーム、チャットアプリなどを通じた子どもの性犯罪被害が急増しています。警察庁が2024年に発表したデータによりますと、SNSから犯罪被害は小学生で10年前の5倍に増加しているという深刻な報告があります。子どもに対する性犯罪は、心身に有害な影響を及ぼし、その後の人生にも大きく影響を与えてしまう、大変重要な問題です。
しかし、インターネットは子どもたちにとって学びや交流の場でもあり、生活に欠かせないツールです。だからこそ、単に使用を制限するだけでなく、安全に利用できる環境整備やリテラシーを高める教育が必要だと考えます。また、学校や地域、警察、NPOなど多方面の連携によって、子どもたちを犯罪から守る対策を進めることが欠かせません。
そこで西桂町の現状と、今後の方針について以下をお伺いします。
- 子どもの性犯罪被害防止に関して、現在は、どの学年でどのような学習機会が実施されていますか。
- 今後、子どもの性犯罪被害防止をより充実させるため、具体的にはどのような取り組みや方針を考えていますか。
最後に、町全体で実効性のある対策を講じ、子どもが安心してインターネットを活用できる環境作りを推進するよう強く求めます。情報社会の進展に伴い、町としても積極的な対応をしていただきたいと思います。
なぜ今、子どもの性犯罪被害防止が重要なのか?
SNS・オンラインゲームの普及と低年齢化
スマートフォンやタブレットが当たり前になり、SNSやオンラインゲームへのアクセスが飛躍的に増えました。小学生でもスマホを所持しているケースが珍しくない時代です。
この状況下で、大人とほぼ同じようにネットを使う子どもたちが、性犯罪のターゲットになってしまうリスクは確実に高まっています。
匿名性の高さが招く危険
インターネット上では、匿名で接触することが容易なため、加害者が偽のプロフィールを使って子どもに近づくケースも多々あります。
子どもは相手の正体を見抜けないまま、やり取りを重ねてしまうこともあります。
単なる制限ではなく「教育と連携」が鍵
「危ないから使わない」のではなく、正しい知識や判断力を身に付けるネットリテラシー教育が重要です。
加えて、家庭や学校、地域、警察、NPOが協力し合う仕組みが整っていれば、子どもたちが困ったときにすぐにSOSを出せる環境が作れます。
一般質問後の動きと今後の展望
今回の一般質問では、町としての現状と今後の具体策を問いました。
答弁内容は「西桂町議会だより」に掲載される予定です。
町議会だよりは町民の皆様に配布されるため、議論の内容や行政の取り組み方針が広く共有される貴重なメディアです。
今後は、答弁を受けてどう具体的な施策に繋げていくのか、そして町全体としてどのような啓発活動や連携体制を築いていくのかが重要なポイントとなります。
私自身も、継続的にこのテーマを追いかけながら、必要であればさらなる提案や要望を行っていくつもりです。
傍聴に来てくださった皆様へ
今回の一般質問に際し、傍聴という形でご参加くださった皆様には、改めて感謝の気持ちをお伝えしたいです。お忙しい中、実際に議場へ足を運んでくださることは本当に嬉しく、大きな励みになります。
実際に町議会を傍聴すると、「議会はこんなふうに町の課題を話し合っているんだ」という臨場感が得られます。これをきっかけに、少しでも町政や行政に関心を持っていただけたら、議員としてこんなに嬉しいことはありません。
まとめ
- 定例会:年に数回行われる、議会での重要な審議の場
- 一般質問:議員が町長や行政担当部局に直接問いかけ、課題や要望を伝える機会
- 情報社会における子どもの性犯罪被害防止:SNSやオンラインゲームの普及に伴い、深刻化する子どもの被害を防ぐため、連携とリテラシー向上が不可欠
今回の3月定例会で取り上げたテーマは、多くの大人が見過ごせない社会問題です。
子どもの安全を守るためにも、私たち大人が新たな知識を得て意識を高め、環境整備と教育・啓発を進めていかなければなりません。
これからも、町議会議員として住民の皆さんの声を吸い上げ、町政に反映できるよう努めてまいります。
ぜひ今後も議会の動きや行政の取り組みにご注目いただき、「西桂町をもっと良くするにはどうしたらいい?」という視点で、一緒に考えていければ嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。今後とも引き続き、温かい応援とご協力をお願いいたします。
執筆:山梨県西桂町 議会議員 渡辺佳菜