クリスマスは、1年の中でも家族と過ごす時間が特別に感じられる日ですよね。
キラキラしたツリーや心弾むプレゼント、美味しいクリスマスディナーなど、準備は大変でも子どもたちの笑顔を見ると頑張った甲斐があると思えるはず。
でも本当に心に残るクリスマスというのは、ただ楽しく過ごすだけでなく、お互いの想いを伝え合うところにあるのではないでしょうか?
家族みんなで感謝と喜びを分かち合い、言葉を交わすことで、いつまでも温かく心に残る思い出を作ることができます。
そこで今回は、クリスマス当日に家族の絆をさらに深めるための「コミュニケーション術」をご紹介します。
心が通い合うクリスマスの過ごし方
クリスマスを“特別な一日”に変えるには、子どもの気持ちをうまく引き出し、親としての思いをきちんと伝える対話が欠かせません。
日頃はなかなか口にできない感謝や愛を、クリスマスという特別なシーンで言葉にしてみましょう。子どもにとっても、「自分は家族にとって大切な存在なんだ」と感じられる絶好のチャンスになります。
なぜ「言葉」で伝えることが大切なの?
「家族なんだから、態度で示せば伝わる」
「わざわざ口に出さなくても分かっているはず」
そう思いがちですが、言葉にして伝えてこそ、相手の心をしっかり動かすものです。特に子どもにとって、親からの言葉は大きな安心感や自己肯定感を与えます。
クリスマスのように特別感のある日だからこそ、意識して言葉を交わすことで、一層深いきずなを結ぶことができるでしょう。
具体例:家族の心を温めるコミュニケーション術
1. プレゼントは「気持ち」を伝えるチャンス!
クリスマスの朝、プレゼントを開ける子どものワクワクした表情は、親にとって最高のギフトですよね。
でも、プレゼントを渡すだけで終わらせるのはちょっともったいない!
- 子どもの気持ちを聞く
「サンタさんからのプレゼント、どうだった? 欲しかったものが届いたね!」などと声をかけ、子どもが感じた嬉しさを思いきり引き出してあげましょう。 - プレゼントに込められた“想い”を伝える
「サンタさんも、〇〇ちゃんがニコニコ笑う姿を想像しながら選んだんだと思うよ。どんなふうに遊んでみたい?」と言葉を添えることで、プレゼントの価値がより特別なものに。
こうしたちょっとした声かけが、プレゼントの喜びを何倍にもしてくれます。
2. 親の愛情を伝える魔法のフレーズ
プレゼントだけでなく、「いつもありがとう」「よく頑張っているよね」という言葉も忘れずに。
- 感謝や愛情を具体的に伝える
「毎日お片付けを手伝ってくれて、本当に助かっているよ。〇〇ちゃんがいてくれるから助かるなぁ。」
「いつも笑顔で過ごしてくれて、ママ(パパ)も幸せだよ。ありがとう。」
些細なことでも、言葉で伝えることによって、子どもは「自分は認められている」「愛されている」と実感できます。
3. 食卓を囲んで、感謝の気持ちをシェア
クリスマスのディナータイムは、家族みんなが集まる特別な時間です。
「今日、一番嬉しかったことは何?」「今年、一番感謝していることは?」など、テーマを決めて一人ひとり順番に話してみましょう。
- お互いの気持ちを知る機会
口に出して話すと、家族の意外な想いに気づけたり、共感が生まれたりします。 - 子どもの話にもじっくり耳を傾ける
子どもの発言の中には、思わぬ“感謝”や“願い”が隠れていることも。たとえ幼い言葉でもしっかりと受け止めてあげることで、子どもは自分の気持ちを自由に表現しやすくなります。
4. 1日の終わりに、心温まる会話を
クリスマスの夜、寝る前にほんの少しだけでも会話の時間を持てるといいですね。
- 今日のハイライトを一緒に振り返る
「今日は楽しかったね! 一番印象に残ったのは何だった?」
「来年はどんなクリスマスにしたい?」
こうした会話で、その日の楽しさをもう一度かみしめることができます。子どもに「また来年が楽しみ!」というワクワク感を残してあげられるのも、幸せな思い出づくりのポイントです。
クリスマスは家族の絆を深めるチャンス
クリスマスを“温かな思い出”にするためには、イベントを楽しむだけでなく、家族同士で想いを伝え合うことが大切です。
子どもの気持ちをしっかり聞き、親としての愛情や感謝を伝えるだけで、家族の結びつきは驚くほど深まります。
- 言葉を惜しまない
「ありがとう」「嬉しいよ」「大好きだよ」――このような簡単な言葉でも、家族の絆をぐっと強くしてくれる魔法になります。 - お互いを認め合う
ほんの小さな成長や優しさも見逃さず、お互いをしっかり認め合いましょう。子どもだけでなく、大人同士も「いつもありがとう」「助かってるよ」と声を掛け合うことで、家庭の雰囲気がもっとあたたかくなります。
さいごに
クリスマスは、家族が集まりやすく、感謝や愛情を伝えやすい特別な日。
今年はぜひ、「伝える」「聞く」時間を意識的に作ってみてください。
- ちょっとした声かけでも十分
「今日はどんなところが楽しかった?」「手伝ってくれて助かったよ、ありがとう!」といった短いフレーズでも、子どもにとっては大切な心の栄養になります。 - 何気ない会話が大切な宝物に
クリスマスツリーやプレゼントの思い出と一緒に、その時交わした言葉がいつまでも家族の心に残り続けるはず。
家族みんなで「ありがとう」「嬉しいね」「大好き」をいっぱい伝え合って、温かく幸せなクリスマスをお過ごしください。きっと、その言葉のやり取りこそが何よりも大きなプレゼントになるはずです。
今年のクリスマスは、コミュニケーションを通じて家族の笑顔をさらに輝かせましょう!