「期待を手放す」と人間関係がラクになる——子育て・夫婦・職場を軽くするヒント

こんにちは、渡辺佳菜です。

突然ですが、子育て、夫婦関係、職場の人間関係など、私たちの周りには「期待」があふれています。

  • 「子どもには期待通りに育ってほしい」
  • 「夫にはもっと理解してほしい」
  • 「自分はもっとできるはずなのに…」

こういった想いは、一見すると前向きな気持ちのように見えますが、実は「期待の裏に潜んでいる支配欲求」が私たち自身を苦しめている場合があるのです。


目次

期待が生むストレス

「期待」という言葉を聞くと、「よい子に育ってほしい」「仕事で成果を上げてほしい」など、純粋に前向きなイメージがあるかもしれません。
しかし、期待が大きくなると、相手をコントロールしようとする気持ちが見え隠れし始めます。

私たちは無意識に「型」を作り、相手をその型にはめようとします。
「こうあるべき」「これくらいはできるはず」など、いわゆる“理想”や“当たり前”と思っている枠組みです。

もし、その枠からはみ出した行動を相手がとったときには、
「期待を裏切られた」とがっかりしたり、
「信じられない」と怒りを感じたりしてしまう。
そこに、大きなストレスが生まれます。


無意識の教育虐待? 親の期待が子どもを追い詰めるとき

子どもに対する期待は、親としては自然な感情かもしれません。

  • 「あなたのためを思って言ってるのよ」
  • 「将来の選択肢を増やしてあげたい」
  • 「よい子に育ってほしい」

こうした言葉自体は、愛情や優しさが込められているようにも思えます。
けれども、その愛情がいつの間にか“型”として作用し、子どもが親の期待に応えられないときには、
「親をがっかりさせてしまった」という強い罪悪感につながることがあるのです。

研究によると、親からの大きな期待に応えることができない子どもほど、次第に自尊心を失い、心を病んでしまうケースが増えると言われています。

親の「いい子でいてほしい」という気持ちが、結果的に子どもを追い詰め、精神的な負荷をかけてしまっているケースが多いのだとか。


人間関係の悩みに共通する、たった一つの真実

人間関係で悩んでいる人に、多くの場合共通しているのは「自分が持つ型に、相手をあてがっている」という事実です。

たとえば、

  • 「仕事をちゃんとしてくれるだろうと思ったのに、期待外れだった」
  • 「家族ならもっと自分を分かってくれるはずなのに…」
  • 「友達ならこんなとき助けてくれて当然だよね?」

こういう思いが強くなるほど、相手が自分の想定とは違う行動をとったときに衝撃を受けてしまいます。

「こんなはずじゃなかったのに」という怒りや悲しみは、あくまで“自分の型”の中から生まれているとも言えるでしょう。


期待を手放すとラクになる

私自身、子育てをしながら、東京と山梨の二拠点で生活したり、政治活動にも参加しながら、多くの方と出会い、さまざまなプロジェクトに携わってきました。

その中で、たくさんの人との出会いがあり、自分の考え方や枠組みがどれだけ人間関係のストレスを生むか
ということを何度も経験してきました。

けれどもあるとき、「期待をしなくなる」ということを意識し始めたら、何だか生き方がラクになったんです。

もちろん、相手に対して「こうしてほしい」という思いがまったくゼロになるわけではありません。

ですが、「こうしてもらえたら嬉しいな」くらいの軽い気持ちでとどめると、
“期待しすぎる”ことで生まれていたストレスは格段に減っていきました。


自分の型を壊す勇気

「期待しない」生き方のポイントは、自分が無意識に作り出している“型”を一度壊してみることにあります。

つまり、相手が自分と違う考え方や行動をとったとしても、「それ、面白いね」「意外な見方もあるんだね」と一旦受け止めてみること。

たとえば、

  • 「子どもは親の言うことを素直に聞くものだ」と思っていたけど、
    実はそうでもないらしい。
  • 「職場では皆が同じテンションで働くものだ」という前提自体が、
    思い込みかもしれない。

こんなふうに“型”を認識し、柔軟に壊していくと、相手の多様性を楽しめるようになります。
結果として、「期待外れ」という感情が生まれにくくなるのです。


成果を出す人ほど、他人に期待しすぎない

「誰にも何にも期待しない」というと、冷たい印象を受けるかもしれません。
でも実は、この考え方は非常に前向きです。

多くのことを楽しみながら成果を出している人は、相手をコントロールしようとせず、自分の信念ややりたいことを突き詰めることに集中しているように見えます。

そのため、相手がどう動こうと、一喜一憂しすぎることがありません。

逆に、相手に「こうあってほしい」と過剰に期待すると、少しでも期待通りにいかなかったときに大きく傷つくし、やる気を失ってしまいやすいのです。


おわりに

期待すること自体が悪いわけではありません。

ただ、期待を抱きすぎると、自分が苦しくなってしまう——
それが今回お伝えしたいポイントです。

  • 期待があるからこそ、裏切られたと感じる
  • 期待があるからこそ、コントロールしようとしてしまう
  • 期待があるからこそ、子どもや周囲の人を苦しめてしまう

もし「期待しすぎていたかも」「型にはめようとしていたかも」と
少しでも感じたら、ほんの少しだけ緩めてみてください。
「期待しない」というよりは、「執着しない」と言い換えてもいいかもしれません。

自分も相手も、なるべく自然体でいられるよう、ちょっとした工夫で人間関係や子育てのストレスは大きく減るはずです。

今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
また気づきや発見があれば、ブログでお話ししていきますね。


お知らせ

期待がなくなると、もっとラクに生きられる

「誰かに期待すること」「期待に応えようとすること」は、
とても当たり前に感じられる行動かもしれません。
しかし、ほんの少し視点を変えてみるだけで
日常のストレスや人間関係が劇的にラクになる可能性があります。

今回の対談では、長倉顕太さんの著書『誰にも何にも期待しない』をベースに、
私自身がどのように期待を手放しながら、好きな人に囲まれ、
自由気ままに生き、成果を出してこれたのか——
その秘訣を赤裸々にお話します。

明後日、1月17日(金)の夜、
皆さまのご参加を心よりお待ちしています。

お申し込み方法など、詳しくは今後のブログやSNS、
私の公式LINEでもご案内いたしますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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