「占い」よりも「エステ」を勧めた理由──問題解決を遠ざける“無意味な会話”とは?

約12年前のこと。友人同士の女子トークで、「好きな人との相性を占いで見てもらおうと思ってるの」と盛り上がっていたときのことです。

話に参加していた私は、ついこんな“効率重視”な発言をしてしまいました。


占いするなら、エステに投資したほうが間違いなく選ばれるでしょ?
 

その瞬間、場の空気が一瞬で“ピタッ”と固まったのを今でもよく覚えています。

申し訳ないことをしたなと思いつつ、「いや、事実でしょ?」と内心では思っていた自分も正直いました。まさに“現実を突きつける”発言だったのかもしれません。

しかし、こうした場面にはしばしば“女性心理”が隠されていることがあります。

つまり、「愚痴を聞いてほしいだけで、問題解決は求めていない」というケース。それをわかっているにもかかわらず、私はつい合理的なアドバイスをぶつけてしまい、微妙な空気にしてしまったのです。


目次

無意味な会話と、犬の首かき行動

ところで、この「女子トークでの占い」や「愚痴を聞いてほしいだけ」というやりとりを考えてみると、私はいつもある“犬の行動”を思い出します。それが、犬が首を足でかく仕草。

たとえば、犬が首をボリボリとかいている姿ってよく見かけますよね。でも、あれに深い意味はあるのでしょうか?

「首がかゆかったから、かいた」
「手が使えないから、足でかいた」

理由はただそれだけです。ところが、もしこの行動を深刻に捉えてしまうと、こんなふうになりがちです。

「なんで手じゃなくて足を使うの?」
「私が話してるのに、なんでいきなり首をかき始めるの?」
「首輪をしてるのに足でかくってどういうこと?」

しかし、犬にとってはただ「首がかゆいからかいた」だけ。そこに複雑な理由などありません。

まさに「意味などない」というわけです。仮に犬に「ねぇ、どうして足を使うの?」と尋ねたところで、「ワン!」と返ってくるだけでしょう。


愚痴や占いの話は“犬の首かき”と同じ?

先ほどの犬の例を、「愚痴や占い話」に当てはめてみるとどうでしょう?

愚痴を言いたい人は「ただ言いたいだけ」。
占いをしたい人は「ただ占いで安心したいだけ」。

こうしたケースの多くは、実は“問題解決”を求めていないのです。本人が本気で解決に取り組もうと考えているわけではなく、ただ不安やモヤモヤを誰かに受け止めてほしいだけだったりします。

もちろん、「それで救われるならいいじゃない!」と思う人もいるでしょう。

一方で、私のように「いや、それよりも根本的な解決策を考えた方が効率的でしょ」と思う人もいます。

どちらが正しいかではなく、“何を求めているか”が明確でない状態だと、会話がすれ違ってしまいがちなのです。

まるで、犬が首をボリボリかいているのを見て、「なんで? どうして?」と延々と問い続けるようなもの。

「意味などない」のに、そこに深い理由を探し求めても空回りするだけ、という状況が生まれます。


本気で悩んでいるなら、“行動”に投資すべし

話を冒頭の「占い vs エステ」の例に戻します。友人にとっては「好きな人と相性がいいか」を占いで見てもらうことが大切だったのでしょうが、私に言わせれば、「どうせならエステに投資して、自分を磨いた方が手っ取り早いんじゃない?」というわけです。

  • 占いに行く
    …相手との相性を占ってもらい、ポジティブな結果が出れば安心。ネガティブな結果が出れば落ち込み、もう一度占いへ行く…(以下ループ)
     
  • エステに行く
    …実際に外見や健康状態を整える。内面もポジティブになり、自信がつく。結果的に“選ばれる”可能性は高まる。

もちろんこれはあくまで私個人の考え方ですが、「問題解決」を目的とするなら、“自分でコントロールできる部分”にお金や時間を使った方が有効でしょ、ということです。要は、行動にフォーカスするかどうか


問題解決を求めているのか、愚痴を聞いてほしいだけなのか

ここで、改めて自分自身の行動を振り返ってみてください。

  • 結果が出ない
  • 行動できない
  • 時間がない

こんなふうに悩んでいながら、実はただ“犬が首をかく様子”を延々と眺めているだけではありませんか? 
言い換えれば、「愚痴や不満を言うことでスッキリした気分に浸りたいだけ」になってはいませんか?

これを続けている限り、根本的な問題は解決しません。なぜなら、

「問題解決について論じていない」

から。つまり、「どうにかしたい!」と口では言いながら、実際には行動を起こすつもりがなかったり、本気で解決策を探していなかったりする、ということです。


シンプルな真実に目を向ける

犬が首をかく理由は、ただ「首がかゆいから」。それ以上でもそれ以下でもありません。

占いに行きたい人は、ただ「占いに行きたい」だけ。そこに深い意味はない場合も多いのです。

ところが、私たちはつい余計な意味を求めたり、「なんでそうするの?」と細かく問い詰めたりしてしまう。その結果、問題解決へ向けた行動をとらず、時間ばかりが過ぎてしまうわけです。

「首がかゆいなら、かけばいい」
「相手に選ばれたいなら、自分を磨こう」

シンプルかもしれませんが、答えは意外とそこにあるのではないでしょうか。


まとめ:本気で変わりたいなら、行動を選ぶ

もし今、あなたが「うまくいかない」「行動できない」と悩んでいるのなら、改めて問いかけてみてください。

  • 本当に“問題解決”を求めているのか?
  • それとも、ただ愚痴を聞いてほしいだけなのか?

「犬が首をかく理由」を延々と論じても、何も変わりません。問題解決を望むなら、まずは行動に投資する。それが遠回りのようでいて、結局はいちばんの近道です。

首がかゆかったから、足でかいただけ。
犬は犬だからそうしただけ。
そこに深い理由など、ない。

あなた自身の“首のかゆみ”に気づき、行動を起こすことで初めて、現実は動き始めるのではないでしょうか。無意識に“無意味な会話”を繰り返していないか、今一度ふり返ってみることをおすすめします。


もっと深い解決策を知りたいあなたへ

今回の記事では「問題解決を遠ざける“無意味な会話”」についてお話ししましたが、実は、ここにもう一歩踏み込むだけで、グッと行動しやすくなる考え方があるのをご存じでしょうか。

  • なぜ私たちは、つい“意味のない会話”に時間を費やしてしまうのか?
  • 本気で解決を望んでいるのに、なかなか行動できない本当の理由とは?
  • 周囲に振り回されず、自分の意志で前進するための具体的なステップは?

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