愛は枯渇しない――与えるほどに満たされる不思議なチカラ

こんにちは、渡辺佳菜です。

あっという間に年の瀬ですね。

この時期になると、「1年を振り返って自分はどんな時間を過ごしてきたんだろう?」と、つい立ち止まって考える方も多いのではないでしょうか。

今回は、私が大切にしている「愛は枯渇しない」という考え方について、改めてお伝えしたいと思います。

目次

「愛は枯渇しない」とは?

私が大切にしている考え方のひとつに、「愛は枯渇しない」というものがあります。

初めて聞くと「どういうこと?」と思われるかもしれませんが、これは以下のような意味合いを持っています。

  • 相手に“求める”よりも“与える”ことでエネルギーは増える
  • 安定した関係性のなかで(お互いが)大事にされて守られると、人は心に余裕を持てるようになり、幸せに笑い合える

ここで大事なのは、「愛」というのは不足するものではなく、“自分から相手に手渡すことで、むしろ自分のなかで大きく育っていく”という不思議な性質を持っているということです。


なぜ「自分を愛する」ことが重要?

「他者を愛したいのに、なぜ自分を愛すること?」と思われるかもしれません。しかし、“自分を愛すること”こそが、実は他者を心から愛するための出発点なのです。

たとえば、日々の忙しさのなかで「自分の気持ちを後回しにしてしまった」「人に優しくしたいのに、自分自身が疲れ切ってしまった」という経験はありませんか?

自分を大切に扱い、自分の心を満たしてあげることで初めて、人には自然に優しくできるもの。空っぽのコップで相手に水を注ぐことはできませんよね。


「諸行無常」をヒントにする

「でも、具体的にどうやって自分を愛すればいいの?」と迷ったときは、“諸行無常(しょぎょうむじょう)”という仏教の考え方をヒントにしてみてください。

  • 諸行無常=すべての物事は常に変化し、やがて消えていく
  • 自分自身も含めて、ヒト・モノ・コトは永遠ではない
  • 「いつか失うかもしれない」という視点を持つと、本当に必要なことが見えてくる

たとえば、身近な人間関係やお金、時間など、「大切だと思っていたけど、いつかは必ず失うもの」と考えてみると、今の自分が心から必要としているものと、そうでないものとが明確になります。そこで初めて、「これって本当にやりたいのかな?」「この人とのつながりをずっと大事にしたいな」と、自分を大切にする選択がしやすくなるんです。


「安定した立場で大事にされ、守られて、幸せに笑い合う」って?

「愛が枯渇しない状態」をもう少し具体的に言うと、次のようなイメージです。

  1. 安定した立場で(お互いに)
  2. 大事にされて(お互いに)
  3. 守られて(お互いに)
  4. 幸せに笑い合う(お互いに)

これらすべてが“お互いに”成り立っていることが鍵。どちらか一方だけが尽くすのではなく、相手にも自分にも愛を与えあう、相互尊重の関係です。「与えること」を選択し合うことで、私たちのエネルギーは循環し、より大きくなると考えています。


新しい年を前に、自分を整える

2025年が近づくこのタイミングで、ぜひ「自分にとって本当に必要なものは何か」を見直してみてください。失う前提で考えると、やりたいこと・一緒にいたい人・手放したい不安など、不思議とクリアに見えてくるものがあります。これが“自分を愛する”ことの第一歩です。

私自身も、来年は「相互尊重コミュニケーション」に重点を置きながら、セミナーや情報発信を続けていく予定です。

自分を愛し、相手を愛し合う関係が作りやすくなるような考え方や実践法を、これからもお伝えしていきたいと思っています。


最後に

「愛は枯渇しない」

この考え方が、みなさんの心に少しでも響き、2025年を迎える前に自分らしさを取り戻すきっかけになれば幸いです。

年末年始、お身体をどうぞ大切に過ごしてくださいね。そして、新しい年が、みなさんにとってより豊かで幸せな時間になりますように。

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