「1番以外は選ばない」──自分が本当に求めるものを見極めるために

こんにちは、渡辺佳菜です。

今回は、「時間は有限だから、1番以外は選択しない」ということについて考えてみたいと思います。

私たちは刻一刻と「滅」に向かって生きているのに、不思議なことに多くの人が“1番”を選ばずに日々を過ごしているように感じるのです。

本当はハンバーグ定食を食べたいのに、子どもがいるからうどんを選ぶ。
本当は可愛いワンピースを着てみたいのに、似合わない気がしてパーカーを着る。

そんなふうに、私たちはなんとなく2番、3番目の選択をしがちではないでしょうか。


「なんとなく」の選択が積み重なると…

「まぁまぁ幸せだから」「そこそこ満足しているから」という理由で、気づかないうちに“なんとなく”や“だいたい”という感覚に身をゆだねてしまうことはありませんか。

そうした小さな妥協や「自分を後回しにする」選択を続けていると、やがて自分が本当に好きなことや、心からワクワクすることがわからなくなってしまうのです。

たとえば、食べたいものや着たい服だけに留まりません。

誰かに対して「本当は納得していない」のに、面倒だからと分かったふりをして流してしまう。
まぁいいか」「たいしたことじゃないし」と日々をやり過ごす・・・
こうした2番目、3番目の選択を繰り返すうちに、「自分が何に喜びを感じるのか」「どんなときに心が踊るのか」さえも分からなくなっていくのです。


「わからないまま」を許してしまうと…

自分が何を求めているのかがわからないままでも、一見すると日常生活は回っていきます。

仕事に行けば給料はもらえますし、家ではそこそこ家事をこなせば、家族もなんとなく満足しているかもしれません。「わからないまま」でも“まぁまぁ幸せ”なら、それでいいじゃないかと思うかもしれません。

しかし、「わからないまま」を許してしまうと、その状態のままの自分を容認してくれる人や環境に囲まれる可能性が高くなります。

すると、さらに自分の本音を見失ってしまい、気づいたときには「あれ、自分は何がしたかったんだっけ?」という深いモヤモヤを抱えるようになってしまうのです。


ずっと満たされない“何か”を抱え続けることになる

自分の心が本当に求めているものを選んでいないと、どこかで「何かが物足りない」という感覚が生まれてきます。

それは「仕事で評価されていない」「家族に理解してもらえない」といった分かりやすい不満とはまた違う、漠然とした虚無感かもしれません。

何かを選んでいるようで、実は選択していない。そんな状態が続けば続くほど、心の中にぽっかりと穴が開いたような「満たされなさ」がつきまといます。これは一時的なやり過ごしで解消できるものではなく、自分自身が1番を選ぶ勇気」を持たない限り、なくならないのです。


時間は有限──だからこそ“1番”にコミットしよう

「時間は有限だから、1番以外は選択しない」

これは一見すると厳しいようにも感じますが、実はとてもシンプルな真理ではないでしょうか。

私たちはいつか必ず“あの世”へ旅立ちます。この世のモノはあちらへは持っていけませんが、この世での経験や体験はずっと心の中に残り続けるのではないかと、私は考えています。

  • 今、本当に食べたいものは何だろう?
  • 本当に着てみたい服はどんなものだろう?
  • 心がワクワクすることは何だろう?
  • 誰と一緒にいたいのだろう?

こうした問いかけをしながら「1番」を選ぶことは、自分の人生を純度高く味わうことにほかなりません。

自分の内側からわき上がる「本当はこうしたい!」という気持ちを大切にしてあげると、生きることへのモチベーションや喜びが自然と高まっていくのです。


「わからない」を脱するために

もし今、「わからないまま」で立ち止まっていると感じるなら、まずは小さな“1番”から選んでみましょう。

たとえば、ランチでハンバーグ定食が食べたいと思ったら、勇気を出して選んでみる。服を買うときに「これ、可愛いかも」と思ったものがあれば、周りの目を気にせず試着してみる。

大きな決断でなくても構いません。日常の細やかなところで「1番以外を選ばない」という意識を持つだけで、意外と心が軽くなるものです。

そうして自分の感覚に正直になっていくと、本当にやりたいことや望んでいることが少しずつ見えてくるはずです。


まとめ:本当の「自分らしさ」を取り戻すために

「わからないまま」を漫然と受け入れてしまうのは、ある意味ラクですが、そのぶん私たちを「なんとなくの幸せ」に留め置く力も持っています。

“なんとなく幸せ”は短期的には居心地が良いかもしれませんが、長期的には「満たされなさ」や「モヤモヤ」を生んでしまうことが多いのではないでしょうか。

時間は有限です。自分の人生を自分の感覚で生きるために、「1番以外は選ばない」という選択肢を、ぜひ一度意識してみてください。大げさに考えず、日々の小さな場面から始めても大丈夫です。

心が本当に喜ぶことにコミットするとき、私たちは自分の人生を力強く、そしてしなやかに生き抜くことができるのだと思います。

この世の経験は、あの世に行ってもずっと一緒。だからこそ、自分が心から「これだ!」と思えるものを大切にする生き方を選んでいきたいですね。

皆さんも、今日一日を振り返ったときに「1番を選べたな」と思える瞬間が増えることを願っています。

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