こんにちは、渡辺佳菜です。先日、あの和田裕美さんをお招きして講演会を開催させていただきました! もう本当に夢のような時間で、私自身「こんなに素晴らしい方と直接ご一緒できるなんて…」と感激しっぱなしでした。
憧れの人に講演をお願いして、そのイベントを主催する――。
一見するとハードルが高そうに感じられますが、私はこれまで何度も「この方のお話をどうしても聞きたい!」「この方と一緒に場を盛り上げたい!」と思うゲストをお招きしてきました。
そのたびに、最初は「本当にお願いしていいのかな…」「断られたらどうしよう…」とドキドキしながらも、とにかく“全身全霊の喜び”を届けることで、ほとんどの場合は快く引き受けていただけました。
そこで今回は「どうしたら憧れの人の講演会を主催できますか?」という質問にお応えする形で、私の経験を踏まえた“主催者の心構え”をお伝えします。
「とにかく溢れんばかりの喜びを全身で表現する」ことの意味
まず私が大切にしているのは、「自分が溢れんばかりの喜びを全身で表現する」という姿勢です。
私が憧れの方にアプローチする際に常に心掛けているのは、「憧れています!」という気持ちを思い切り言葉にし、その人のどんなところに感動しているのか、どれほど尊敬しているのかを余すところなく伝えることです。
自分の喜びやワクワクを表現しきるのは、少し勇気がいるかもしれません。ですが、自分の熱量が相手に伝わると、ゲストとなる相手も「こんなに思ってくれているなら、協力したい」と思ってくださるものです。
特に「あなたのこんなところに助けられた」「あなたの言葉で自分の人生が変わった」など、具体的に伝えることで、相手もその喜びを一緒に感じ、前向きに検討してくださる可能性がぐっと高まります。
〈渡辺佳菜テキ主催者の心構え10ヶ条〉を徹底解説!
それでは、実際に私がイベントを主催する上で、大切にしている10の心構えを順番に見ていきましょう。
1. ぶっちぎりの優勝感で推しまくる!
私がよく使う表現に「優勝感」という言葉があります。
「優勝する」ことは、どんな競技でもその場の頂点に立つということですよね。
主催者としてゲストをお呼びするときは、とにかく「自分たちのイベントが最高に盛り上がる!」「このゲストが来てくれたら、もう優勝!」というイメージを明確にして、押し切るくらいの熱量でお誘いします。
「もし断られたらどうしよう…」と恐れる気持ちもわかります。
けれども、大切なのは“圧倒的なポジティブエネルギー”を伝えること。相手に「楽しそう」「面白そう」と感じてもらえるかどうかは、主催者側の“ぶっちぎりの優勝感”にかかっています。
2. お相手の喜びを徹底して研究する!
ゲストの方は何を喜ぶのか?
どういったテーマで話すとモチベーションが上がるのか?
どんな空間であれば、その方の魅力が最大限引き出されるのか?
こうした点を徹底的にリサーチします。
たとえば、SNSや著書、動画インタビューなどをチェックして、その人がこだわっているポイントや大切にしている価値観を探るといいでしょう。
「この部分を心からリスペクトしています!」と具体的に示すだけでなく、「ここを活かした演出にしたいのです」と提案できれば、相手に「私のことを本当によく理解してくれている」と感じてもらえます。
3. 集客人数よりも開催に向けての姿勢!
「せっかくゲストを呼ぶからには、たくさんの人に来てほしい」という気持ち、私も痛いほどわかります。
もちろん集客人数も大切ですが、それ以上に「開催までの姿勢」が重要だと考えています。
私の場合は、たとえ人数が少なくても「一人でも濃密に楽しんでもらう」イベントにしようという気概をもって準備しています。
それが結果的に口コミを呼んで、当日直前に予想外に参加者が増えたり、次回イベントにつながったりすることが多々ありました。
大事なのは「どれだけ参加者に最高の体験を提供できるか」。
そこに集中し続けると、人数よりも“質”で勝負できるイベントに仕上がります。
4. 参加者にゲストの魅力を全方位から伝えまくる!
主催者の役目は、ゲストの素晴らしさを全身全霊で伝えることです。
出演者の経歴や実績だけでなく、「人柄はこんなに素敵で」「この分野の知識が半端なくて」「実はこんな意外な一面もあって…」というように、ゲストをトータルに“プレゼン”します。
実際にイベント情報を発信する段階でも、ゲストの魅力をぎゅっと詰め込むことが大切です。
SNS投稿や告知文にも「ここがすごい!」というポイントを惜しみなく書き込んでください。
そうするとゲストも「こんなにアツく紹介してくれるなんて嬉しい!」と思ってくれるはずですし、参加者も「絶対行きたい!」と心が動きやすくなります。
5. 好きに一切の出し惜しみをしない!
「このイベントのために、何か特別な要素を足したほうがいいかな…」と考えすぎるあまり、自分が本当に好きな部分を隠してしまうことがあります。ですが、“好き”に出し惜しみは無用!
私自身も、ゲストが大好きでワクワクしているときは、その熱量を全開で伝えています。
コラボグッズや特製ドリンクを作る、会場を華やかに飾り付ける、演出をとことんオリジナリティにこだわる…など、自分が好きでやりたいことがあれば、ぜひ積極的に取り入れてみてください。
その“好き”のエネルギーが、ゲストも運営チームも、そして参加者も巻き込んで、イベント全体をワクワクで包み込んでくれます。
6. ゲスト / 参加者 / 運営 / 主催「全方位が幸せ」に配慮!
イベントはたくさんの人の協力のもと成り立ちます。ゲストだけが幸せでも、参加者だけが幸せでも、運営チームだけが楽しくても、どこかが歪むと満足度が下がってしまう。
ポイントは「自分が体験したいハッピーは、ゲストも体験したいだろうし、参加者も同じはず」という共通意識を持つことです。
具体的には、ゲストがお話ししやすいように控室をしっかり整える、運営メンバーの負担が偏らないように役割を明確化する、参加者の導線や会場の温度・音響にも気を配るなど、細かい部分の配慮が大事です。
主催者はどうしても「集客」「宣伝」に意識が偏りがちですが、イベント全体を俯瞰して“全方位の幸せ”をデザインできると、最後まで気持ちよく進行して、イベント後にも良い評判が残ります。
7. 運営チームと入念な打ち合わせを重ねる!
一人で何から何まで頑張るのは、正直とても大変です。
私は、運営メンバーがいる場合は積極的に打ち合わせの回数を増やし、全員でイメージを共有し合うようにしています。
「このイベントはどんな雰囲気にしたいのか?」
「ゲストへの質問はどのように受け付けるか?」
「当日の役割分担はどうするか?」
など、事前に詰めておくことでトラブルを予防できる上、当日の成功イメージを全員が持ちやすくなります。
運営チーム全員が同じ方向を向いていると、当日の“バタバタ”や“想定外”にも柔軟に対応できます。
8. 「開催する」と決める!
意外に大切なのが、この「腹をくくる」作業です。何か新しい企画を始めるとき、最初は「やりたいけど失敗したら…」と迷うもの。
でも、開催を決めたら迷わない! そこから先は「どうやって成功に導くか?」だけにエネルギーを注ぐのです。
講演会を主催するときも同じです。「まだ声をかけていない段階でチケットが売れなかったらどうしよう…」と心配するのではなく、まずは“開催を決める”。
そして、ゲストに連絡する。そこから逆算して「いつ会場を押さえて、いつ告知を始めるか」と具体的に組み立てていくと、行動がスムーズになります。
9. チャンスの前髪は迷うことなく掴む!
「憧れの人に直接お声がけできるチャンスが突然やってきた!」そんなときは、躊躇せずに行動してみましょう。
後から「やっぱりあのとき声をかければよかった…」と後悔するより、まずは一歩踏み出してみることをおすすめします。
「今じゃないと無理だ!」と直感で思う瞬間は、実はとても貴重だったりします。
その場で「実は講演をお願いしたいと思っているのですが…」と伝えるだけで、思いがけず話がトントン拍子に進むこともありますよ。
10. 「どうせ私なんかが…」と行動する前から諦めない!
最後に、私がいつも自分に言い聞かせている言葉をお伝えします。「どうせ私なんかが…」と思うのは本当に勿体ない! 声をかける前から諦めないでください。
もし一度断られたとしても、何度でも伝えてみればいいんです。
そして、いざ開催が決まったら、「どうやったらもっといい会にできるかな?」と何度でも知恵を絞ればいい。
当日は「なんくるないさ〜!」の精神で、笑顔を忘れずに過ごしてください。失敗を恐れすぎずに挑戦する姿勢が、結果的に成功へ近づく大きな鍵になります。
まとめ:憧れの講演会を主催するために大切なこと
講演会やイベントを主催するというのは、一見するとハードルが高く感じられます。
でも、本当に大切なのは「溢れんばかりの喜びを相手に伝える」こと。そして、自分がその憧れの人にどれだけの思いを寄せているかを、少し大げさなくらいに表現することです。
「断られたら恥ずかしい」「失敗するかもしれない」という不安は、誰しも感じます。けれども、その不安を抱えたままでもいいから、とにかく“行動”を起こしてみましょう。
チャンスの前髪をつかむことができるのは、自ら手を伸ばした人だけ。失敗や恥ずかしさを恐れて動かないよりも、「それでもやっぱりやりたい!」という気持ちを武器に、飛び込んでいくと、新しい景色が必ず待っています。
私は、講演会を主催するたびに「こんな素晴らしい人と直接関わらせてもらえるなんて、なんて幸せなんだろう…」と感じます。ゲストの方がとびきりのパフォーマンスをしてくださり、参加者の方が笑顔で帰っていく姿を見るたびに
「やってよかった!」と心の底から思います。
そして、憧れの人を全力で応援するその過程自体が、私自身にとって大きな学びや成長をもたらしてくれました。
人との繋がりや喜びが広がり、また次のチャンスへとつながっていく――この循環こそが、主催活動の醍醐味でもあります。
もしあなたも「大好きなあの人の講演を開催してみたい」「憧れの方の話を、もっと多くの人に届けたい!」という思いがあるならば、ぜひ今日から準備を始めてみてください。
小さなステップでも構いません。まずは「開催する!」と心に決めてみる。次に、その人に連絡を取ってみる。そこから得られるリアクションをきっかけに、少しずつ具体的な形を作り上げていくのです。
あなたの“溢れんばかりの喜び”は、きっと誰かに勇気やワクワクをもたらします。
憧れの人と一緒に、最高の時間を創りあげる経験は、この先の人生において大きな宝物になるはず。
私もこれからもいろいろな方をお呼びして、笑顔溢れるイベントを届けたいと思っています。
ぜひ一緒に、“やってみたい”気持ちを思い切り爆発させて、思い描く未来を形にしていきましょう!